エンター・ザ・ボイド

ドラマ

お話的には「射殺されて浮遊霊となった主人公(ヤクの売人)が、残された妹を心配してあちこちフラフラする」だけの映画なのだけど、「自己の死と、その後意識が再び立ち上がるまでの描写」および「霊の視点としてのカメラワーク」は非常に興味深かったです。全く発話せず文字通り「カメラの目」となった主人公が、自分の死後の出来事(および走馬灯)をひたすら観察する、という映像作品って結構珍しいんじゃなかろうか。

あとSFテイスト全開なTOKYOシティーやいきなり問答無用で発砲する日本の警察、看板にでっかく「LOVE HOTEL」と書いてある巨大なラブホとかもう超斬新すぎてナニが何だか。

予告等では散々「ドラッグムービーで幻覚体験!」的なキャッチコピーで煽っていたので”白昼の幻想”みたいな作品かと思いきや、その実ゴリゴリのスピ系映画だったという、まあ何というかどちらにせよ「ニユーエイジ思想万歳!」みたいな作品ではありました。

以前NHKでやってた立花隆の番組で言っていたのだけど「死の瞬間」に脳内麻薬物質がドバドバ出てトリップ状態になるというのはホントみたいですね。その「後」に何があるのかは、まだまだ謎らしい。

ちなみにほぼ全編に渡って画面がチカチカ点滅しているため、暗い部屋で見てるとキモチワルくなるので鑑賞の際はご注意を。

エンター・ザ・ボイド / Enter the Void
公開:2009年
制作:フランス
監督:ギャスパー・ノエ
出演: ナサニエル・ブラウン / パス・デ・ラ・ウエルタ / シリル・ロイ / 丹野雅仁 他
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