不思議の世界絵図

ドラマ

スロヴァキアの映画監督マルティン・シュリークの長編。

不思議の国のアリスをモチーフとし、主人公である少女の視点から描かれるため割と幻想的な演出になってはいるものの、道々で出会う人々は、貧困により育児を放棄する者、コスト水増しのため大量の商品をいたずらに廃棄する者、戦争で死んだ兄の妻子を渋々身請けする者、国外への脱出を試みる者、選民的な教育プログラムの中で孤独に悩む者、失業しアルコールに溺れる者、などなどスロヴァキアという国の抱える様々な問題を描き出しており、ファンタジーと言い切るにはちょっとヘビーな内容だったかな、という印象ではありました。

が、その分スロヴァキアの美しい風景と主演の少女の持つ純粋さ(メンヘラっぽいけど)が浮かび上がっており、映画としてのコントラストが非常に明確になっている点はかなり好印象だったかと。こーいう地味ながらじんわりくる作品って好きですね。



不思議の世界絵図  Orbis Pictus
公開:1997年
制作:スロヴァキア
監督:マルティン・シュリーク
出演: ドロトゥカ・ヌゥオトヴァー
マリアン・ラブダ
ボジダラ・トゥルゾノヴォヴァー 他



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