バーバレラ

SF

原作は1962年仏のジャン-クロード・フォレによって描かれたSFコミックでありバンド・デシネの先駆としてフランス漫画史においても重要な位置を占める作品…だったりするのだけども、今作を語る上では全く必要のない情報なので割愛。ストーリーとか演出とか特撮とか演技とか、そういった要素もとりあえず無視。

映画的な構成は基本的にジェーン・フォンダをひたすら強引なエロエロ・シチュエーションに持って行くためだけに存在しており、一応SFらしい体裁を取ってはいるものの、西暦40000年という設定や宇宙船のコンピュータのテキトーな台詞など、もう「どーでもいい気分」が前面に押し出されていていっそ清々しさすら感じさせます。オープニングの無重力ストリップのシーンは曲も可愛いしロゴの入れ方なんかも格好良いので、実は結構好きだったりするのだけど。

しかしながら「出会う男全てと関係を持っていく」というアナーキーっぷりは実のところ「イージーライダー」における実弟ピーター・フォンダがそうであったように形は違えどへンリー・フォンダという絶対的父権に対する抵抗を間接的な形で提示した結果だったのではないか、とか考えると、バカ映画とはいえこれで結構深いテーマを掘り下げることが出来そうな感じで非常に興味深い…とかうっかり思いかけたものの、どう考えても深くないですね。全然。微塵も。

個人的にイチオシの見所は、後半バーバレラが不時着した惑星を支配している女王様の言動と行動が、キャラクターに一貫性が無いのか支離滅裂極まりなく傍から見ても完全に「気の毒な人」以外の何者でもなかったりするあたりと、何があったのかアントニオーニ監督の「欲望」で主人公を演じていたデビッド・ヘミングスがへっぽこな役で出演(あっさり死ぬ)しているあたり。


Barbarella
公開:1968年
制作:アメリカ
監督:ロジェ・ヴァディム
出演: ジェーン・フォンダ
ジョン・フィリップ・ロー
アニタ・パレンバーグ
デヴィッド・ヘミングス 他

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