亀は意外と速く泳ぐ

コメディ

普通の生活を営んでいる主婦がふとした事件に係わったことをきっかけに諜報員としての人生を歩むこととなりやがて国際社会を揺るがす諜報戦へ巻き込まれてゆく…とか書くとなんだかスパイ・サスペンス映画みたいなイメージですが、その正体は頭のてっぺんから爪先まで全編通してゆるゆるでヘナヘナなテンションに包まれた日本映画史上最強のユル映画。そのあまりの脱力っぷりには思わず脳も活動を放棄。溶けて耳から流出必至です。

監督はシティボーイズの舞台などを手がけていた三木聡。突拍子もないセリフ回しと突拍子もない展開で見る者の「脳の整合性」を異次元空間の彼方へと飛ばしてしまう独特の演出は今作でも遺憾なく発揮されており、シティボーイズ好きの身としては、見ていてついニヤニヤしてしまいます。しかし「物語の流れをぱっつり断ち切って唐突にヘンな発言や行動をする人物しか出てこない映画」って考えてみたらスゴイよな。それでも映画として一応成立しているのはもっと不可思議。好き嫌いは別として。

ちなみに主演の上野樹里は、シーンごとにめちゃめちゃ可愛かったり全然可愛くなかったりと観測するたびに印象が変わるため総合的に見て果たして可愛いのかそうでないのかさっぱり判りませんでした。まあ、自分的には割と好きなタイプなんですが。

その他岩松了・ふせえり・温水洋一・伊武雅刀・嶋田久作などなど、異様に濃い面々が脇を固めているのもナイス。蒼井優のかなりぶっ壊れた演技もなかなかに良かったです。モノローグが多すぎてちょっと鬱陶しいのはご愛敬。


亀は意外と速く泳ぐ
公開:2005年
制作:日本
監督:三木聡
出演: 上野樹里
蒼井優
岩松了
ふせえり 他


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